ふと気づくと、肩に力が入っている。
奥歯をギュッと噛みしめている。
手を握りしめていたり、お腹に力が入っていたり。
「別に緊張しているつもりはないのに、なんで?」
そんなことはありませんか?
実は、私も気がつくと体に力が入っていることがあります。
「あ、また力が入ってる」
そう気づいて肩の力を抜くのですが、しばらくするとまた力が入っている。
今日は、そんな**「無意識に体に力が入ってしまう」**ことについて考えてみたいと思います。
どうして無意識に力が入るの?
私たちの体は、緊張したり不安を感じたりすると、すぐに動けるように筋肉を緊張させることがあります。
これは本来、身を守るために備わっている自然な反応です。
でも現代では、危険な場面だけではありません。
仕事に集中しているとき。
スマホやパソコンを見ているとき。
時間に追われているとき。
人に気をつかっているとき。
「ちゃんとしなくちゃ」と頑張っているとき。
自分では「緊張している」と感じていなくても、体のほうはずっと小さな緊張を続けていることがあります。
こんなところに力が入っていませんか?
今、この文章を読みながら少しだけ体を確認してみてください。
肩が上がっていませんか?
奥歯を噛みしめていませんか?
眉間に力が入っていませんか?
手をギュッと握っていませんか?
お腹に力が入っていませんか?
呼吸が浅くなっていませんか?
ひとつでも「あ、入ってる」と思ったら、まずはそれに気づくだけでも十分です。
「力を抜こう」と頑張らなくてもいい
体の力を抜こうとして、
「リラックスしなきゃ」
「また力が入ってる!」
と気にしすぎると、それ自体が新しい緊張になってしまうこともあります。
だから大切なのは、無理にリラックスしようとすることではなく、
「今、力が入っているな」
と気づくこと。
そして、ふーっと息を吐きながら肩をストン。
奥歯を離して、手のひらをふわっと開く。
それくらいで大丈夫です。
あえて力を入れてから抜いてみる
力が入っている状態が長く続いていると、「力が抜けている状態」がわかりにくくなっていることもあります。
そんなときは、反対に一度力を入れてみる方法もあります。
肩をギュッと上げて5秒。
そして、ストン。
手をギュッと握って5秒。
そして、パッと開く。
「力が入っている感じ」と「抜けた感じ」の違いを味わってみてください。
これは、筋肉を意識的に緊張させてから緩めていく
漸進的筋弛緩法「ぜんしんてききんしかんほう」にもつながる考え方です。
体は自分より先に気づいていることも
「別にストレスなんて感じていない」
そう思っていても、
肩がガチガチだったり、
呼吸が浅かったり、
奥歯を噛みしめていたり。
そんなときは、もしかすると体のほうが先に「ちょっと疲れてるよ」と教えてくれているのかもしれません。
だから、ときどき自分の体に聞いてみてください。
「今、どこかに力が入ってない?」
気づいたら、少しだけ緩める。
また入っていたら、また緩める。
それを繰り返すだけでもいいと思います。
今日から「肩・あご・手」をチェック
全部を意識するのは大変なので、まずはこの3つだけ。
肩
上がっていたら、ストン。
あご
上下の歯が触れていたら、そっと離す。
手
握っていたら、指をふわっと開く。
朝、仕事の途中、家に帰ったとき、寝る前。
ちょっとしたタイミングで、自分の体を確認してみてください。
体の力を抜くことは、自分を休ませること
毎日いろいろなことを考えて、動いて、頑張っている私たち。
頭では「大丈夫」と思っていても、体はずっと頑張っていることがあります。
気づいたら、少し緩めてあげる。
「そんなに力を入れなくても大丈夫だよ」
そんなふうに、自分の体にも声をかけてあげたいですね。
今日、この記事を読み終わったら、
一度だけ肩をストン。
そして、ゆっくり息を吐いてみてください。
少しだけ、体が軽くなるかもしれません。


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