夏休みに入ると、子どもがスマホを触っている時間が増えていませんか?
動画を見たり、ゲームをしたり、友達とSNSでやり取りしたり。
学校がある日は時間が限られていても、夏休みになると、
「気づいたら何時間もスマホを見ている」
「夜遅くまでスマホを触っている」
「注意すると親子げんかになる」
そんな家庭もあるのではないでしょうか。
親としては「スマホは1日○時間まで」と決めたくなるところですが、実は大切なのは、単純に使用時間だけを見ることではありません。
小学生と高校生では、スマホの使い方も、親の関わり方も違います。
今回は、夏休み中のスマホが目や睡眠に与える影響と、子どもの年齢に合わせたルール作りについて考えてみましょう。
長時間のスマホ、子どもの目は大丈夫?
スマホを長時間見ていると、まず気になるのが「目」への影響です。
スマホは近い距離で画面を見続けるため、
- 目が疲れる
- 目が乾く
- 目がかすむ
- 頭痛がする
などの症状が出ることがあります。
また、子どもの近視については、近い距離を見る時間だけでなく、屋外で過ごす時間が少ないこととの関連も指摘されています。
夏休みは、暑さのため室内で過ごす時間が増えがちです。
その結果、
外で過ごす時間が減る
↓
室内でスマホやゲームを見る時間が増える
という生活になってしまうこともあります。
スマホを完全に禁止する必要はありませんが、長時間続けて画面を見ないことや、ときどき遠くを見ること、無理のない範囲で屋外で過ごす時間を作ることも意識してみましょう。
「何時間見たか」だけではなく休憩も大切
スマホ対策というと、
「1日2時間まで」
など、合計時間を決めることに目が向きがちです。
でも同じ2時間でも、
2時間ずっと画面を見る場合と、
途中で休憩しながら見る場合では違います。
動画やゲームに集中していると、子どもは自分から休憩するのを忘れてしまうこともあります。
「もうやめなさい!」と言うだけではなく、
「ちょっと目を休ませよう」
「飲み物を取りに行こう」
「少し遠くを見よう」
など、画面から目を離すきっかけを作ってあげるのも一つの方法です。
夏休みに特に注意したいのが「睡眠」
目への影響と同じくらい気をつけたいのが、睡眠への影響です。
夏休みは翌朝早く学校へ行く必要がないため、
「明日は休みだから、もう少しだけ」
と夜遅くまでスマホを使いやすくなります。
すると、
夜遅くまでスマホ
↓
寝る時間が遅くなる
↓
朝起きられない
↓
昼近くまで寝る
↓
夜になっても眠くならない
という悪循環になってしまうことがあります。
また、寝る直前まで動画やゲーム、SNSなどを見ていると、気持ちが興奮した状態になり、寝つきに影響することもあります。
そのため、スマホのルールを考えるときは、
「1日何時間まで?」だけでなく、
「夜は何時まで使う?」
というルールも大切です。
小学生・中学生・高校生、同じルールでいいの?
子どものスマホルールを考えるうえで大切なのが、年齢や発達段階に合わせることです。
小学生と高校生に同じルールを設定するのは、あまり現実的ではありません。
小学生は「親子で一緒に決める」
小学生の場合は、まだ自分だけで使用時間を管理するのが難しいことがあります。
親がある程度の枠組みを作りながら、
「宿題が終わってからにしよう」
「食事中は使わない」
「夜は○時になったら終わり」
など、具体的な約束を親子で決めておくと分かりやすくなります。
スマホを使う場所を決めるのもおすすめです。
中学生は本人の意見も聞いてみよう
中学生になると、友達との連絡やSNSなど、スマホが人間関係の一部になってくることもあります。
親が一方的に、
「今日からスマホは1時間!」
と決めても、反発につながることがあります。
「夏休みは何時までにする?」
「寝る前はどうする?」
「宿題とのバランスはどうする?」
など、本人の意見を聞きながらルールを決めてみましょう。
自分で決めたルールの方が、本人も守る意識を持ちやすくなります。
高校生は「時間制限」から「自己管理」へ
高校生になると、スマホの役割はさらに広がります。
友達との連絡だけでなく、
- 学校や部活動の連絡
- 勉強
- 調べもの
- 動画での学習
- 進路についての情報収集
などにもスマホを使います。
そのため、高校生に対して単純に、
「スマホは1日○時間まで」
と親が一方的に決めるのは難しくなってきます。
この年代では、少しずつ自分で生活を管理する練習に切り替えていくことも大切です。
高校生は「何時間?」より「何が削られている?」を見る
高校生くらいになったら、スマホの使用時間そのものより、
「スマホを使うことで、生活の何かが削られていないか?」
を見てみましょう。
たとえば、
- 睡眠時間が短くなっていないか
- 朝起きられなくなっていないか
- 食事中もずっとスマホを見ていないか
- 宿題や勉強が後回しになっていないか
- 運動や外出の時間が極端に減っていないか
- 家族との会話が極端に減っていないか
こうした変化がなければ、単純にスクリーンタイムの数字だけを見て叱る必要はないかもしれません。
逆に、スマホの使用によって睡眠や日常生活に影響が出ているなら、親子で使い方を見直すサインです。
夏休みこそ「家族のスマホルール」を見直してみよう
子どもだけに、
「スマホをやめなさい」
と言っても、隣で大人がずっとスマホを見ていたら、子どもは納得しにくいものです。
夏休みをきっかけに、
食事中は家族みんなスマホを置く
寝室には持ち込まない時間を作る
家族で出かけるときはスマホから離れる
など、家族みんなのルールとして考えてみるのもおすすめです。
ルールは一度決めたら絶対に変えてはいけないものではありません。
子どもの年齢や生活に合わせて、
「このルール、今も合っているかな?」
と、ときどき見直していきましょう。
スマホを悪者にしなくて大丈夫
スマホは今の子どもたちにとって、遊び道具だけではありません。
友達とのコミュニケーション、勉強、情報収集など、生活に欠かせない道具になっています。
だからこそ大切なのは、
「スマホを使わせないこと」ではなく、
「スマホとうまく付き合えるようになること」
ではないでしょうか。
夏休みにスマホを見る時間が多少増えることだけを心配するのではなく、
しっかり眠れているかな?
目を休ませているかな?
体を動かしているかな?
やるべきことができているかな?
そんな視点で子どもの生活全体を見てみましょう。
小学生には親が手助けをしながら。
中学生には一緒に考えながら。
高校生には少しずつ本人に任せながら。
夏休みは、親子でスマホとの付き合い方を考えるいい機会になるかもしれません。
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