朝晩が少しずつ涼しくなってくると、「足先が冷える」「靴下を履いてもなかなか温まらない」という人も増えてきます。
そんな季節に、昔からある健康法「青竹踏み」を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
青竹踏みというと「足裏のツボを刺激して健康になる」というイメージがありますが、実は青竹踏みについて調べた研究もあります。
今回は、青竹踏みで期待できる効果や、冷え・頻尿などについて調べた研究、取り入れるときの注意点をご紹介します。
青竹踏みをすると足がポカポカするのはなぜ?
青竹踏みをしていると、
「足の裏が温かくなってきた」
「足先までポカポカする」
と感じることがあります。
青竹の丸みによって足裏に圧がかかることに加え、その場で足踏みをすることで足の筋肉も動かします。
そのため、足裏への刺激や運動によって一時的に血流が変化し、温かく感じる可能性があります。
ただし、青竹踏みを続けることで「血流そのものが長期的に改善する」とまでは、現在の研究でははっきり分かっていません。
あくまでも、冷え対策のひとつとして気軽に取り入れるのがおすすめです。
「1日2分×2回」を4週間続けた研究も
青竹踏みについては、信州大学の研究グループによる興味深い報告があります。
下部尿路症状や便秘、冷えなどがある24人を対象に、
・1回約2分
・朝と夜の1日2回
・28日間
青竹踏みを続けてもらいました。
その結果、下部尿路症状がある人では、1日の排尿回数が平均10.9回から9.8回に減少。
日中の排尿回数も平均8.9回から7.9回に減少し、1回に排尿できる最大量は増加しました。
また、便秘があった人では便秘の自覚症状、冷えを感じていた人では冷えの自覚症状にも改善がみられました。
「青竹踏みって、ただ気持ちいいだけじゃないのかも?」と思わせてくれる結果ですね。
ただし、この研究は24人という少人数で、青竹踏みをしなかった人と比較する対照群もありません。
そのため、
「青竹踏みをすれば頻尿や冷え、便秘が改善する」
と断定できるものではありません。
こうした研究結果もある、という程度に考えておきましょう。
寒くなる季節の小さな習慣に
青竹踏みのいいところは、特別な運動着も広いスペースも必要ないこと。
例えば、
・朝の歯磨きのあと
・夜のお風呂上がり
・テレビを見ながら
など、生活の中に取り入れやすいのも魅力です。
最初は靴下を履いたまま30秒〜1分程度から始めて、慣れてきたら2分程度を目安にしてみましょう。
「痛いほど効く」と思って強く踏む必要はありません。
気持ちいいと感じる程度で十分です。
転倒しないように、慣れないうちは壁や椅子、洗面台などにつかまりながら行うと安心です。
青竹踏みをするときの注意点
手軽な青竹踏みですが、誰にでもおすすめできるわけではありません。
足に傷や炎症、強い痛みがある場合は控えましょう。
また、糖尿病などによって足の感覚が低下している人、末梢神経障害がある人、バランスが不安定な人などは特に注意が必要です。
踏んでいる途中に鋭い痛みやしびれ、めまい、ふらつきなどを感じた場合は中止してください。
頻尿や強い冷えが続いている場合も、「青竹踏みをしていれば大丈夫」と考えず、症状によっては医療機関へ相談することが大切です。
まずは1日2分から
昔から身近にある青竹踏み。
大きな健康効果を期待するというより、
「足裏を気持ちよく刺激する」
「少し体を動かす」
「足がポカポカする時間をつくる」
そんな小さなセルフケアとして取り入れてみるのがよさそうです。
これから少しずつ寒くなってくる季節。
家に眠っている青竹踏みがあったら、久しぶりに出してみませんか?
まずは無理のない範囲で、1日2分から。
毎日のちょっとした習慣が、自分の体をいたわる時間になるかもしれません


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