夏休み明けの生活リズムを戻すコツ
夏休みも終わりに近づき、新学期が始まる時期。
「朝、何度起こしても起きない」
「起きてもずっとぼーっとしている」
「学校が始まるのに、このままで大丈夫?」
そんな心配をしている保護者の方も多いのではないでしょうか。
そして子ども自身も、
「起きたいのに起きられない」
「朝になると体が重い」
「学校の日だけ朝がつらい」
そんなふうに感じているかもしれません。
朝起きられないと、つい「夜更かししているからでしょ」「早く寝なさい!」と言いたくなります。
でも、夏休み明けに朝起きられないのには、いくつかの理由があります。
夏休み明けは生活リズムがずれやすい
夏休み中は、
- 寝る時間が遅くなる
- 朝起きる時間が遅くなる
- 朝ごはんの時間がずれる
- 日中に体を動かす時間が減る
- 夜遅くまでスマホやゲームを見る
など、学校がある時とは違う生活になりやすいものです。
こうした生活が続くと、体内時計も少しずつ後ろにずれていきます。
その状態で新学期になり、突然「明日から6時半に起きよう!」としても、体はすぐには学校モードに戻れません。
まずは「寝る時間」より「起きる時間」
生活リズムを戻そうとすると、
「今日は早く寝よう!」
と考えがちですが、眠くないのに早く布団に入っても、なかなか眠れないことがあります。
そこで意識したいのが朝起きる時間です。
新学期が近づいてきたら、学校がある日の起床時間に少しずつ近づけていきましょう。
いきなり1〜2時間早くするのではなく、まずは15〜30分程度早めるところからでもOKです。
起きたらカーテンを開けよう
朝起きたら、まずカーテンを開けて朝の光を浴びてみましょう。
朝の光は、体内時計を整える大切なきっかけになります。
「眠いからずっと暗い部屋にいたい……」
という日もあると思います。
そんな時も、まずカーテンを開ける。
できそうなら窓際に行く。
朝ごはんを明るい場所で食べる。
小さなことから始めてみましょう。
昼間に少し体を動かそう
暑い時期なので、無理に炎天下で運動する必要はありません。
買い物に行く、夕方に散歩する、家の中でストレッチをするなど、できる範囲で体を動かしてみましょう。
日中の活動量が増えることは、夜の眠りにもつながります。
ずっと家の中でスマホやゲームをして過ごしている人は、少しだけ「動く時間」を作ってみるのもおすすめです。
夜のスマホ、どうなってる?
「あと10分だけ」
そう思っていたのに、気づいたら1時間……。
夏休みにはよくあることです。
新学期が近づいたら、寝る直前までスマホを見る習慣も少しずつ見直してみましょう。
「スマホ禁止!」とするより、
「何時になったら終わりにする?」
と親子で相談して決めるのも一つの方法です。
保護者の方へ。「早く起きなさい!」だけになっていませんか?
朝、時間がない中で子どもが起きてこないと、親も焦ります。
「もう7時だよ!」
「遅刻するよ!」
「いつまで寝てるの!」
何度も言いたくなりますよね。
でも、本人も「起きなきゃ」と分かっているのに起きられないことがあります。
そんな時は、叱ることよりも、
「どうしたら朝起きやすくなるかな?」
と一緒に考えてみてください。
寝る時間、スマホを終える時間、起きる時間、朝の準備など、子ども自身が「これならできそう」と思える方法を探してみましょう。
子どもたちへ。「起きられない=ダメ」じゃないよ
朝起きられないと、
「自分ってだらしないのかな」
「また怒られる……」
と思ってしまう人もいるかもしれません。
でも、夏休みにずれた生活リズムは、一日で元に戻らないことがあります。
まずは、
明日は今日より15分早く起きてみる。
それだけでも十分です。
朝起きたらカーテンを開ける。
朝ごはんを少し食べる。
昼間に少し体を動かす。
夜のスマホを少し早く終わらせる。
できそうなことを一つ選んでみてください。
それでも朝起きられない時は?
生活リズムを整えているのに朝起きられない状態が続く場合や、
- 朝になると強い頭痛や腹痛がある
- めまいや立ちくらみがある
- 午前中はほとんど動けない
- 夜は眠れないのに朝は起きられない
- 「学校に行きたくない」という言葉が増えた
- 元気や食欲がなくなってきた
といった様子がある時は、単なる「夜更かし」と決めつけないことも大切です。
体調の問題だけでなく、新学期への不安や学校での悩みが隠れていることもあります。
気になる状態が続く場合は、学校の先生や養護教諭、医療機関などに相談してみてください。
新学期は少しずつ「学校モード」へ
夏休みモードから学校モードへ。
大人でも長い休みの後は少ししんどいものです。
子どもも同じです。
「明日から完璧に!」
ではなく、
起きる時間を少し早くする。
朝の光を浴びる。
昼間に体を動かす。
夜の過ごし方を見直す。
できるところから少しずつ戻していきましょう。
そして、朝起きられない子どもに必要なのは、叱ることだけではありません。
「何か困っていることはない?」
そんな一言から分かることもあります。
新学期、子どものこころとからだの両方を見ながらスタートしていけるといいですね。


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