夏休みもいよいよ終盤。
「宿題、終わってる?」
そう聞いたら、
「まだ……」
返ってきた答えに、思わず焦ってしまうことはありませんか?
ドリルが何ページも残っている。
読書感想文に手をつけていない。
自由研究が終わっていない。
そんな様子を見ると、
「だから早くやりなさいって言ったでしょ!」
「あと何日しかないよ!」
「今日中にここまでやりなさい!」
と言いたくなりますよね。
でも、親が全部管理してしまうのも違う気がする。
かといって、何も言わずに新学期を迎えさせるのも心配。
では、子どもの宿題に親はどこまで関わればいいのでしょうか。
宿題は「終わらせること」だけが目的ではない
もちろん、出された宿題を期限までに提出することは大切です。
でも、宿題を通して身につけてほしいのは勉強だけではありません。
「あと何日ある?」
「何が残っている?」
「今日はどこまでやろう?」
そんなふうに自分で考え、計画を立て、やるべきことを進めていく経験も大切です。
親が毎日、
「今日はこれをやって」
「次はこれ」
「まだ終わってないよ」
と管理してしまうと、宿題は終わるかもしれません。
でも、「自分で考えて進める経験」は少なくなってしまいます。
親の役割は、宿題を終わらせることではなく、子どもが自分で動けるようにサポートすることと考えてみるといいかもしれません。
まずは「何が残っている?」を一緒に確認
宿題がたくさん残っていると、子ども自身も
「もう無理」
「何からやればいいかわからない」
となっていることがあります。
そんな時は、いきなり
「早くやりなさい!」
ではなく、
「あと何が残ってる?」
と一緒に確認してみましょう。
紙に書き出してみるのもおすすめです。
- ドリル あと10ページ
- 読書感想文
- 自由研究のまとめ
- 漢字プリント2枚
見える形にすると、「ものすごくたくさんある」と感じていた宿題も整理しやすくなります。
ここまでは親が手伝ってOK。
ただし、そこから先は、
「じゃあ今日はどれをやる?」
と子ども自身に考えてもらいましょう。
「いつやる?」を子どもに決めてもらう
親が決めるのではなく、
「午前中と午後、どっちにする?」
「今日は何ページできそう?」
「先にドリルと感想文、どっちをやる?」
など、選択肢を出す方法もあります。
特に小学生の場合、すべてを一人で計画するのはまだ難しいこともあります。
だから、
親が選択肢を出す → 子どもが決める
くらいでも十分です。
年齢が上がるにつれて、少しずつ親が手を離していきましょう。
親が手伝っていいこと・任せたいこと
親が手伝っていいのは、
「宿題をするための環境を整えること」
です。
何が残っているか整理する。
スケジュールを一緒に考える。
必要な材料を準備する。
わからないところのヒントを出す。
こうしたサポートはしてもいいでしょう。
一方で、
答えを教える。
読書感想文を親が考える。
自由研究を親が完成させる。
ここまでしてしまうと、「誰の宿題?」となってしまいます。
文部科学省も、子どもに代わって宿題を完成させる「宿題代行」について対応を行っています。
大人が完成させることよりも、たとえ少し不完全でも、子ども自身が取り組むことに意味があります。
終わらなかったらどうする?
ここが一番悩むところかもしれません。
新学期前日。
それでも宿題が残っている。
親としては徹夜させてでも終わらせたくなるかもしれません。
でも、睡眠時間を削ってまで無理をする必要はありません。
できる範囲で取り組み、それでも終わらなかった場合は、
「どうする?」
と子どもに考えてもらうことも大切です。
先生に自分で事情を話す。
できたところまで提出する。
いつまでに残りを終えるか相談する。
「宿題を終わらせられなかった」という経験も、次にどうすればいいかを考える材料になります。
親がすべての失敗を先回りして防ぐ必要はありません。
年齢によって親の関わり方は変えていい
小学生と高校生では、当然、親の関わり方も違います。
小学生なら、一緒に宿題を確認したり、予定を考えたりするサポートが必要なことも多いでしょう。
中学生になったら、
「宿題大丈夫?」
と確認しつつ、基本的には本人に任せる。
高校生なら、宿題そのものを管理するより、
「最近寝るの遅いけど大丈夫?」
「何か困ってる?」
など、生活全体を見守るくらいでもいいかもしれません。
成長とともに「管理する」から「見守る」へ。
少しずつ親の手を離していくことも、自立につながっていきます。
「やりなさい!」より「どうする?」
宿題が終わっていないと、親の方が焦ってしまいます。
でも、宿題を提出するのは子どもです。
だからこそ、
「宿題やりなさい!」
ではなく、
「あと何が残ってる?」
「今日はどうする?」
「何か手伝えることある?」
と聞いてみませんか?
親は、子どもの代わりに宿題をする人ではなく、困った時に一緒に考えてくれる人。
夏休み最後の宿題も、子どもが自分で考えて行動する練習のひとつとして見守っていけるといいですね。
そして親御さんも、夏休み終盤まで本当にお疲れさまです。
全部きれいに終わらせて新学期を迎えなくても大丈夫。
親子ともに少し余裕を残して、残りの夏休みを過ごしてくださいね。


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