朝起きられない子どもに起きていること

〜「怠け」ではなく、心と体からのSOSかもしれません〜

「朝になると起きられない」
「学校の時間になるとお腹が痛くなる」
「夜は元気そうなのに、朝だけ動けない」

そんな子どもの姿に、戸惑ったことはありませんか?

5月後半から6月頃は、保健室でも不調を訴える子どもが増えやすい時期です。

新学期が始まって約2か月。
子ども達は、思っている以上に気を張って毎日を過ごしています。

今回は、
「朝起きられない子どもに、どんなことが起きているのか」
について、やさしくお話していきます🌿

5月後半は、心と体の疲れが出やすい時期

4月は、新しい環境の連続です。

  • 新しいクラス
  • 新しい先生
  • 新しい友達
  • 新しいルール

子ども達は、
大人が思う以上にたくさんのエネルギーを使っています。

特に、

✔ まじめな子
✔ がんばり屋さん
✔ 周りに気を遣いやすい子

ほど、無理をしてしまうことも少なくありません。

そしてGWが終わる頃から、
少しずつ疲れが表面に出てくることがあります。

「朝だけ動けない」は珍しいことではない

夜はゲームをしたり、
動画を見たり、
普通に話していたのに、

朝になると急に動けない。

そんな姿を見ると、

「本当に具合悪いの?」
「怠けているだけでは?」

と思ってしまうこともあるかもしれません。

でも実は、

“朝だけ動けない”

というのは、
心と体が疲れている時によく見られる反応の一つでもあります。

自律神経が乱れていることも

人の体は、
「自律神経」という働きによって、

  • 眠る
  • 起きる
  • 体温を調整する
  • 心を落ち着かせる

などをコントロールしています。

ですが、

✔ 緊張の続く毎日
✔ 睡眠不足
✔ 気温差
✔ ストレス

などが重なると、
自律神経が乱れやすくなります。

すると、

  • 朝起きられない
  • 頭痛
  • 腹痛
  • だるさ
  • 食欲低下

などの不調が出ることもあります。

「学校に行きたくない」の奥にあるもの

子ども自身も、

「なんでこんなにしんどいのか」

うまく説明できないことがあります。

だからこそ、

「甘えてるだけ!」
「気合いが足りない!」

と責められてしまうと、
さらに苦しくなってしまうこともあります。

本当は、

  • がんばりすぎていた
  • 不安を抱えていた
  • 人間関係で疲れていた
  • “ちゃんとしなきゃ”を続けていた

そんな背景が隠れている場合もあります。

まずは「困っているんだな」で見てみる

もちろん、
生活リズムを整えることも大切です。

でもまずは、

「この子、困っているんだな」

という視点で見てあげることも、とても大切だと思います。

例えば、

🌿 少し早く寝る
🌿 朝日を浴びる
🌿 好きなものでも少し食べる
🌿 話を聞いてみる
🌿 “頑張れ”より“しんどかったね”と言ってみる

そんな小さな安心が、
少しずつ回復につながることもあります。

最後に

「朝起きられない」は、

怠けではなく、
心と体からのSOSの場合もあります。

特に5月後半は、
子ども達の疲れが出やすい時期。

元気そうに見える子ほど、
実は無理をしていることもあります。

だからこそ、

“どうしたのかな?”
“何かしんどいことあるかな?”

そんなふうに、
やさしく寄り添える大人がいるだけで、
救われる子どももいるのかもしれません🌿

コメント