筋肉量が減ると、なぜ健康寿命に影響するの?

昨日の記事では、
「元気に長く生活するためには、筋肉を保つことが大切」
というお話をしました。

では、筋肉が減ると私たちの体にはどんな変化が起こるのでしょうか。

今日は、年齢と筋肉量の変化、そして健康寿命との関係について紹介します。

筋肉は年齢とともに少しずつ減っていく

筋肉量は、ずっと同じではありません。

一般的に、筋肉量は若い頃をピークに、その後は年齢とともに少しずつ減っていきます。

特に、運動する機会が少なくなったり、食事量が減ったりすると、筋肉の減少が進みやすくなります。

「まだ普通に歩けるから大丈夫」

と思っていても、以前より

  • 階段を上るのがしんどくなった
  • 歩くスピードが遅くなった
  • ちょっとした段差につまずくようになった
  • 重いものを持つのが大変になった

そんな変化があれば、筋力が少しずつ低下している可能性もあります。

筋肉が減ると何が起こる?

筋肉は、単に「体を鍛えるため」にあるものではありません。

立つ、歩く、階段を上る、買い物に行く、家事をする。

私たちが毎日の生活を自分の力で続けるために、筋肉は欠かせない存在です。

筋肉量や筋力が低下すると、歩いたり立ち上がったりする力が弱くなり、転倒しやすくなることがあります。

転倒から骨折し、その後活動量が減ることで、さらに筋肉が落ちてしまうこともあります。

筋肉が減る

動くのが大変になる

活動量が減る

さらに筋肉が減る

という悪循環につながることもあるのです。

「サルコペニア」って知っていますか?

加齢などによって筋肉量や筋力、身体機能が低下した状態を
**「サルコペニア」**といいます。

サルコペニアが進むと、転倒や骨折だけでなく、日常生活の動作が難しくなり、介護が必要になるリスクにも関係します。

だからこそ、

「年を取ってから筋肉をつければいい」

ではなく、元気に動ける今から筋肉を保っていくことが大切です。

筋肉は健康寿命を支えている

健康寿命とは、単に「長く生きる」ということではありません。

健康上の問題によって日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。

たとえば、

自分で歩いて買い物へ行く。
好きな場所へ旅行する。
友人に会いに行く。
家事をする。
趣味を楽しむ。

そんな「自分らしい生活」を続けるためにも、体を動かす筋肉はとても重要です。

筋肉を保つことは、今のためだけではなく、10年後、20年後の自分の生活を守ることにもつながります。

何歳からでも遅くありません

「もう年だから」
「運動をしてこなかったから」

と諦める必要はありません。

筋肉は、年齢を重ねてからでも適切に体を動かすことで維持・改善が期待できます。

いきなり激しい筋トレを始めなくても大丈夫。

まずは、

  • 今より少し歩く
  • エレベーターではなく階段を使ってみる
  • 座りっぱなしの時間を減らす
  • 家事の中でこまめに体を動かす

そんな小さなことから始めてみましょう。

大切なのは、頑張りすぎることではなく、続けることです。

今日の小さな一歩が、未来の自分をつくる

健康寿命を考えるとき、血圧や体重などの数字に目が向きがちですが、
**「自分の足で動ける力を保つこと」**も、とても大切です。

今は何気なくできている「立つ」「歩く」「出かける」ということ。

それを10年後、20年後も続けるために、今日から少しだけ体を動かしてみませんか?

未来の自分のために、できることから少しずつ。

筋肉を「増やす」ことだけではなく、
今ある筋肉をできるだけ減らさない生活を意識することから始めてみましょう。

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