餅を食べると尿意が減るって本当?話題の「トイレが遠くなる説」を調べてみた

映画やライブの途中で、急にトイレに行きたくなった経験はありませんか?

「できれば最後まで席を立ちたくない」

そんな時に気になるのが、

「餅を食べるとトイレが遠くなる」

という噂です。

SNSなどで見かけることもありますが、本当に餅を食べると尿意が減るのでしょうか?

今回は、このちょっと気になる暮らしの噂について調べてみました。

「餅を食べるとトイレが遠くなる」という噂

映画やライブ、観劇、長時間の移動など、すぐにトイレへ行けない場面は意外とあります。

そんな時の対策として、

「事前に餅や大福を食べておくとトイレに行きたくなりにくい」

という話が広まりました。

実際に、

「いつもよりトイレが遠かった」

「長い映画でも大丈夫だった」

と感じる人もいるようです。

でも、これは本当に餅の効果なのでしょうか?

餅に含まれる糖質が関係している?

餅の主な栄養素は炭水化物です。

食べた炭水化物は消化・吸収され、ブドウ糖としてエネルギーに使われます。

そして、すぐに使われなかった一部は「グリコーゲン」という形で、主に肝臓や筋肉に蓄えられます。

このグリコーゲンには、水分と一緒に蓄えられる性質があります。

そのため、

糖質をとる

グリコーゲンとして蓄えられる

水分も一緒に体内に保持される

という流れによって、一時的に尿として出る水分が少なくなる可能性があるのではないか、と考えられています。

では、本当に尿意は減るの?

ここが大切なところです。

グリコーゲンが水分と一緒に体内に蓄えられることは知られています。

しかし、

「餅を食べると尿意が減る」
「餅を食べればトイレに行かなくて済む」

ということが、医学的に明確に証明されているわけではありません。

餅を食べたことで本当に尿量が減ったのか。

「これで大丈夫」と安心したことで、尿意を感じにくくなったのか。

食べた量や水分摂取量、気温など、別の条件が関係しているのか。

まだ、はっきりとは分かっていないのです。

つまり、

「まったく根拠のない話」とは言い切れないけれど、確実な方法とも言えない

というのが、現在のところ一番近い答えです。

尿意と「尿量」は同じではない

もう一つ知っておきたいのが、

尿の量が少なくなることと、尿意を感じなくなることは同じではない

ということです。

尿意には、膀胱にたまった尿の量だけでなく、

・緊張や不安
・寒さ
・カフェイン
・アルコール
・水分のとり方
・膀胱の状態

など、さまざまなことが関係しています。

「トイレに行けない」と思うほど、逆に尿意が気になってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。

そのため、餅を食べれば誰でも同じようにトイレが遠くなるとは限りません。

水分を減らして我慢するのはおすすめできません

「トイレに行きたくないから」と、水分を極端に減らすのはおすすめできません。

特に、

・暑い日
・運動中
・長時間の屋外活動
・汗をたくさんかく時

は、脱水や熱中症につながることがあります。

トイレが心配でも、必要な水分まで我慢しないことが大切です。

また、頻繁にトイレへ行く状態が続く、夜中に何度も目が覚める、排尿時に痛みがあるなどの場合は、食べ物で対策しようとせず、医療機関へ相談しましょう。

まとめ

「餅を食べるとトイレが遠くなる」

この噂には、糖質とグリコーゲン、水分の関係から考えると、まったく理由がないとは言い切れません。

ただし、

餅を食べれば尿意を抑えられると、医学的に証明されているわけではありません。

「絶対に効く裏ワザ」ではなく、

もしかすると、そんなこともあるのかもしれない

くらいに考えておくのがよさそうです。

暮らしの中には、昔から言われていることや、SNSで話題になる不思議な噂がたくさんあります。

「これって本当?」

そんな小さな疑問を調べてみるのも、ちょっと面白いですね。

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