最近、耳鳴りが気になる…ストレスや急な暑さも関係する?

「急にキーンという音がする」

「疲れていると耳鳴りが気になる」

「最近、急に暑くなってから増えた気がする」

そんなことはありませんか?

耳鳴りがすると、

「ストレスのせいかな?」

「自律神経が乱れているのかな?」

と考える人も多いかもしれません。

たしかに、ストレスや疲れ、睡眠不足などは、耳鳴りを悪化させる要因になることがあります。

また、急に暑くなる季節は、体温調節や発汗、睡眠の変化などによって、体にも思っている以上の負担がかかります。

ただし、耳鳴りの原因はひとつではありません。

今回は、耳鳴りが起こる原因と、ストレス・急な暑さ・自律神経との関係、そして今日からできる対処法についてお話しします。


そもそも耳鳴りとは?

耳鳴りとは、実際には周囲で音がしていないのに、

「キーン」

「シーン」

「ジー」

「ザー」

「ゴー」

などの音を感じる状態です。

一時的に起こってすぐに消えることもあれば、長く続くこともあります。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると、耳鳴りは難聴とともに現れることが多いとされています。

そのため、

「ストレスだから」

「疲れているだけだから」

と決めつけず、耳の状態を確認することも大切です。

耳鳴りの主な原因は?

耳鳴りには、さまざまな原因があります。

① 聴力の低下や耳の病気

耳鳴りは、

・加齢による聴力低下
・大きな音による耳への負担
・突発性難聴
・急性低音障害型感音難聴
・メニエール病
・中耳炎
・耳あか

など、耳のトラブルに伴って起こることがあります。

特に、

「片耳だけ耳鳴りがする」

「急に聞こえにくくなった」

「耳が詰まった感じがする」

「めまいがある」

という場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。

② ストレスや疲れ

ストレスや疲労も、耳鳴りを悪化させる要因のひとつです。

強いストレスが続くと、体は緊張した状態になりやすくなります。

また、心や体が疲れている時は、普段なら気にならない小さな音にも意識が向きやすくなることがあります。

耳鳴りが気になる

「何か病気では?」と不安になる

さらに耳鳴りに意識が向く

ますます大きく感じる

このような悪循環が起こることもあります。

ストレスが耳鳴りのすべての原因というわけではありません。

しかし、疲れや緊張が続いている時に、耳鳴りが強く感じられることはあります。

③ 睡眠不足

睡眠不足も、耳鳴りを悪化させる要因になることがあります。

眠れていないと、脳も体も十分に休むことができません。

すると、

・疲労が抜けない
・ストレスを感じやすくなる
・音に敏感になる
・耳鳴りに意識が向きやすくなる

といったことにつながる場合があります。

「耳鳴りが気になって眠れない」

「眠れないから、さらに耳鳴りが気になる」

という悪循環にならないよう、睡眠環境を整えることも大切です。

自律神経の乱れで耳鳴りは起こるの?

「耳鳴りは自律神経の乱れが原因」

という言葉を聞くことがあります。

しかし、耳鳴りの原因をすべて「自律神経の乱れ」で説明することはできません。

耳鳴りは、まず聴力の低下や耳の病気との関係を考えることが大切です。

そのうえで、

・ストレス
・疲労
・睡眠不足
・生活リズムの乱れ

などが重なると、心身の緊張や体調の変化を通して、耳鳴りが気になりやすくなることはあります。

つまり、

「自律神経が乱れたから耳鳴りがする」

と単純に考えるより、

心や体への負担が重なった結果、耳鳴りが出たり、いつもより強く感じたりすることがある

と考える方がよいでしょう。

急に暑くなったことも関係する?

暑さそのものが、直接すべての耳鳴りを起こすわけではありません。

ただ、急に気温が上がる時期は、体にさまざまな変化が起こります。

たとえば、

・体温を下げるために汗をかく
・水分を失いやすくなる
・食欲が落ちる
・寝苦しくなり睡眠不足になる
・暑さだけで体力を消耗する

などです。

急な暑さに体がまだ慣れていない時期は、体温調節のために体も一生懸命働いています。

そこに、

仕事の疲れ
家事
人間関係のストレス
睡眠不足
水分不足

などが重なると、体への負担はさらに大きくなります。

その結果、もともとあった耳鳴りが気になりやすくなったり、体調の変化と一緒に耳の不調を感じたりすることも考えられます。

大切なのは、

「暑いから耳鳴りがする」

と単純に結びつけるのではなく、

「急な暑さによる疲労や睡眠の変化などが、耳鳴りを感じやすくすることもある」

と考えることです。

今日からできる耳鳴り対策

① こまめに水分をとる

暑い日は、自分が思っている以上に水分を失っていることがあります。

のどが渇いてから一気に飲むのではなく、こまめな水分補給を心がけましょう。

汗をたくさんかいた日は、水分だけでなく食事もきちんととることが大切です。

② 睡眠を優先する

「もう少しスマホを見たい」

「あと少し仕事をしたい」

そんな日もあると思います。

でも、疲れがたまっている時は、少し早めに休むことも大切です。

寝る前はスマホから離れ、照明を少し落として、体と脳を休む準備をしてみましょう。

③ イヤホンや大きな音を避ける

長時間のイヤホンや大きな音は、耳への負担になります。

音楽を楽しむことは悪いことではありません。

ただし、

・音量を上げすぎない
・長時間続けて使わない
・時々耳を休ませる

ことを意識してみましょう。

④ 首や肩の緊張をゆるめる

疲れている時やパソコン作業が続く時は、気づかないうちに肩に力が入っていることがあります。

肩をゆっくり回す。

首を無理のない範囲で動かす。

深呼吸をする。

ほんの数分でも、体の緊張をゆるめる時間をつくってみましょう。

⑤ 耳鳴りを何度も確認しない

耳鳴りが気になると、

「まだ鳴っているかな?」

「さっきより大きくなった?」

と、何度も確認したくなることがあります。

でも、耳鳴りに意識を向け続けると、さらに気になってしまうこともあります。

無理に消そうとするのではなく、小さな環境音や穏やかな音楽などを利用して、別の音に意識を向ける方法もあります。

こんな耳鳴りは早めに耳鼻咽喉科へ

耳鳴りがある時、特に注意したいのは、

・片耳だけに起こる
・急に聞こえにくくなった
・耳が詰まった感じがする
・音が遠く感じる
・めまいを伴う
・症状が続いている

という場合です。

耳鳴りは、突発性難聴やメニエール病など、治療が必要な耳の病気に伴って起こることもあります。

特に急な聴力低下は、早めの受診が大切です。

「ストレスかな」

「自律神経かな」

と思っても、気になる症状がある時は耳鼻咽喉科で相談しましょう。

まとめ

耳鳴りには、さまざまな原因があります。

ストレスや疲労、睡眠不足は、耳鳴りを悪化させる要因になることがあります。

また、急に暑くなる時期は、

発汗
水分不足
睡眠の乱れ
体温調節による疲労

などが重なり、体に負担がかかりやすい季節です。

そのため、体調の変化とともに耳鳴りが気になりやすくなることもあります。

でも、耳鳴りをすべて「ストレス」や「自律神経の乱れ」のせいにするのはおすすめできません。

特に、

片耳だけの耳鳴り
聞こえにくさ
耳の詰まり
めまい

などがある時は、早めに耳鼻咽喉科へ。

耳鳴りは、

「少し休んで」

という体からのサインかもしれません。

忙しい毎日の中でも、水分をとり、しっかり眠り、耳と体を休ませる時間をつくってみてくださいね。

今日も、自分の体の声を大切に。

陽だまり保健室で、ほっとひと息ついていってください🌿

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