運動前の「プレクーリング」で熱中症対策!

~運動を始める前に体を冷やす新しい方法~

「水分補給をしているのに暑くてつらい…」
そんな経験はありませんか?

実は最近、**運動を始める前に体を冷やしておく「プレクーリング(Pre-cooling)」**という方法が注目されています。

プレクーリングって何?

プレクーリングとは、運動前に体温を少し下げておくことです。

体温が低い状態で運動を始めると、体の中に「熱をためられる余裕」ができるため、運動中の体温上昇を抑えやすくなると報告されています。

特に夏場のスポーツや部活動では、熱中症予防の方法として期待されています。

おすすめの方法① 手掌冷却(しゅしょうれいきゃく)

「手のひら」を冷やす方法です。

手のひらには、**熱を逃がしやすい特別な血管(動静脈吻合:AVA)**が多くあります。

そのため、冷たすぎない温度で手のひらを冷やすと、効率よく体の熱を外へ逃がすことができます。

例えば…

  • 専用の手掌冷却装置
  • 約10~15℃程度の冷却材を握る
  • 冷たい水に手をつける

※氷を直接長時間当てるような強すぎる冷却は逆効果になることもあります。

おすすめの方法② アイススラリー

アイススラリーとは、

細かい氷と飲み物が混ざったシャーベット状の飲料です。

飲むことで体の内側から冷やすことができ、普通の冷たい飲み物よりも体温を下げやすいとされています。

近年ではスポーツ現場でも利用が広がっています。

プレクーリングはこんな場面におすすめ

  • 部活動
  • 体育の授業
  • ランニング
  • サッカー・野球・バスケットボール
  • マラソン大会
  • 屋外イベント

特に暑さ指数(WBGT)が高い日は、事前の冷却が役立つ可能性があります。

ただし、これだけでは十分ではありません

プレクーリングをしていても、

  • こまめな水分・塩分補給
  • 暑さに応じた休憩
  • 日陰の利用
  • 体調不良時は無理をしない

といった基本的な熱中症対策は欠かせません。

まとめ

プレクーリングは、運動前に体を冷やしておくことで、運動中の体温上昇を抑えることが期待される方法です。

特に手掌冷却アイススラリーは、近年の研究でも注目されている方法です。

暑い季節の運動では、水分補給だけでなく運動前から暑さ対策を始めることも意識してみましょう。

※プレクーリングは熱中症予防をサポートする方法の一つです。体調が悪いときや熱中症が疑われる症状がある場合は、運動を中止し、速やかに涼しい場所へ移動して必要に応じて医療機関を受診しましょう。

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